57歳女性 五十肩
3年前からなのですが、冬に入る頃になるとふとしたこと(例えば物を取ろうと手をひねるなど)から肩の筋がおかしくなって、そのまま固まったように可動範囲が狭くなり(特に手を上げることが難しくなる)、かつ動かす時に痛みも感じます。
年齢的に五十肩なのかなと思っているのですが、夏の気温が高くなる頃になると自然に治ります。
ただ、このような症状が毎年起き、症状が続く期間も年々長くなっているような気がするので、冬になるのが怖いです。
肩を出来るだけ冷やさないようにはしていますが、あまり効果はないようです。
このような症状は冬に入る前から整骨院や整体院で定期的に施術を受ければ、繰り返し起こさないようになりますか?
回答
ご質問ありがとうございます。
肩の症状が芳しくないとのこと。
繰り返し症状が出ないようにするにはその原因を特定し、原因に対する適切な対応を行えば良いのです。
接骨院や整体院で解決するか否かはその店舗によると言えます。
駄目な店で施術を受けても改善しないでしょうし、良い店で施術を受ければ改善する可能性は高いと言えます。
・なぜ冬になると肩に痛みが出るのか?なぜ夏は調子が良いのか?
・なぜ肩を冷やさないようにしているのに効果が無いのか?
実際にお身体を拝見し、病気や怪我の履歴、姿勢や体のねじれ、歪み、重心の乱れ、仕事内容、生活習慣等をお伺いしてみないと正確な判断はできかねますが、文面からの情報をもとにこれらの原因と対策を述べていきます。
※※※なぜ冬になると痛みが出て夏は調子が良いのか?※※※
冬になると、肩の筋肉がおかしくなり、可動域も狭くなり、痛みも感じるとのこと。
筋肉は気温や気圧の変化で固くなったり柔らかくなったりします。
骨を動かすのは筋肉ですので、筋肉が固くなれば当然可動域も狭くなります。
また、筋肉が固くなると酸欠により発痛物質であるブラジキンが発生しますので痛みも出やすくなります。
➡ 冬は当然寒いので筋肉が固くなり、痛みや違和感が出やすい時期です。
➡ 夏は暑いので筋肉が柔らかくなり冬に比べると調子の良い方が多いです。
手を挙げるには肩周りや、肩甲骨周り、胸周り、背中周りの筋肉がお互いに連動してスムーズに動く必要があります。
基本的に上下左右隣同士の筋肉は密接に連携し合うと考えて良いでしょう。
このため、冬の寒い季節は、筋肉も固くなるので基本的に可動域も狭くなりますし、体の調子が悪くなる方が多いです。
逆に夏の暖かい時期は、筋肉も冬に比べ柔らかくなりやすいので可動域も広がり、身体の調子が良くなる方が多いです。
冬は夏に比べて身体の状態が下がりやすい季節と言えます。
※※※なぜ肩を冷やさないようにしているのに効果が無いのか?※※※
肩を冷やさないことはとても良いことです。
ただし、もしかしたら体全体が冷えているのかもしれません。
体全体が冷えている場合、肩だけ温めても十分に温まらない可能性があります。
またすぐに熱を奪われ冷えてしまう可能性も高いです。
※※※具体的にはどのように対処すればよいのか?※※※
1.まずは温かい飲み物を意識的に取るようにしましょう。
温かい飲み物を意識的に取るようにしましょう。
また、できれば腹巻きなどをして身体全体を冷やさないようにすることもおすすめです。
血液が体温も循環させます。血液の温度は腸の温度に依存します。
お腹が冷えていると、循環する血液も冷えますので、身体も冷えてしまいます。
逆に、腸が温かいと、循環する血液も暖かくなるので、身体も冷えにくくなります。
温かい飲み物を飲み、お腹を冷やさないようにすることは、健康のためにとても有効な対策と言えます。
2.ラジオ体操やストレッチなどを行いましょう。
・筋肉が凝り固まっていても痛みは出ます。
まずはセルフケアでラジオ体操やストレッチを行ってみましょう。
体操やストレッチである程度改善が出た場合は、それを習慣化するとよいです。
ラジオ体操やストレッチを行い、全身の筋肉を柔らかくして、血液の循環を良くすればある程度の改善は見込めると思います。
3.それでも改善しない場合は、プロに観てもらいましょう。
またセルフケアで改善が見られない場合は、一度プロに観てもらうのも良いでしょう。
玉石混交で色々なお店がありますので、現在の症状をお話し、原因と今後の対策、セルフケアなどをしっかりと教えてくれる店が良いと思います。
質問者様が快方に向かうことを願っております。
整体院もみのき守谷店 大﨑弘一
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