50歳男性 会社員の方からの質問です。
何度も酷いぎっくり腰になってしまった事があり酷い場合は1か月以上も殆ど動けない状態
私は今までに何度も酷いぎっくり腰になってしまった事があり、
酷い場合は1か月以上も殆ど動けない状態になった事もあって
その時は身体的にも精神的にもとても辛い思いをしました。
そのせいでまたいつぎっくり腰になるかもしれないと恐怖感があります。
そして慢性的な腰痛にも悩まされています。
もう二度とぎっくり腰にならないために何か出来ることはあるのでしょうか?
また慢性的な腰痛は整体に通うことによって改善されるのでしょうか?
回答
ご質問ありがとうございます。
ぎっくり腰は癖になりやすい症状です。
再発を防ぐためには身体をしっかりケアする必要があります。
ぎっくり腰になる可能性を限りなく下げていくためには、
なぜぎっくり腰になるのか?その原因を明確にし、
その原因に対処していけば良いのです。
1.ぎっくり腰の定義について
ぎっくり腰とは、腰部に突然激痛が走る症状で、
関節捻挫や筋肉の損傷、筋膜性炎症などの症状を言います。
医学的には急性腰痛症といいます。
ぎっくり腰は基本的に「怪我の痛み」になります。
組織が損傷して痛みが出ているわけです。
では
「なぜ怪我をしてしまうのか?その怪我を防ぐにはどうすればよいのか?」
を考えていきましょう。
2.ぎっくり腰の発生原因とその予防策について
・なぜ怪我をしてしまうのか?
それは限界を超えた負荷、すなわち組織損傷してしまうほど
の負荷をかけてしまったり、身体が硬かったりするからです。
・その怪我を防ぐにはどうすれば良いのか?
限界を超えた負荷すなわち、
「組織損傷してしまうほどの負荷」
をかけないようにするには、
体の使い方を変えていく必要があります。
また、
「身体の捻れや歪み、重心の乱れ」
なども当然身体に負担をかけています。
よく言われることとして、
「腰だけで持つのではなく、腰をしっかり落とし、膝を曲げて、膝をしっかり使う」
というのも大事なことです。
ここでの要点は
「特定の部分に頼るのではなく、全身を使い身体への負荷を分散させることが怪我の予防につながる」
ということです。
とても大事なことですので、再度繰り返します。
怪我の予防のためには、
「特定の部分に頼るのではなく、全身を使い身体への負荷を分散させること」
がもっとも大事な事になります。
・筋肉の損傷を防ぐには?
筋肉はゴムと一緒です。伸びたり縮んだりして身体を動かします。
ゴムは柔らかければビヨーンと伸びますし、
硬ければ伸ばしすぎるとブチッと切れてしまいます。
これと一緒で、ゴムである筋肉を柔らかくしましょう。
・具体的にはストレッチをしましょう。
硬い筋肉はストレッチを毎日継続して行うことにより次第に柔らかくなっていきます。
関節も筋肉と同様にストレッチや柔軟体操で少しずつ柔らかくなり
可動域が広がっていきます。すなわち怪我をしにくくなります。
・お腹を冷やさないようにしましょう。
具体的には腹巻きを着用し、温かい飲み物を飲むようにしましょう。
腹巻きの威力を侮ってはいけません。人間の血液の温度は腸で作られます。
腸が冷えると血液も冷えますが、腸が温かいと血液も暖かくなります。
腹巻きは腸が冷えるのを防いでくれるのです。
人間の血液は酸素と栄養と同時に体温も全身に運びます。
血液が冷たいと当然体が冷えてしまいます。
体が冷えると当然筋肉も冷えて固くなり怪我をしやすくなります。
反対に腸が温かいと血液も暖かくなり、体も冷えにくくなり怪我をしにくくなります。
温かい飲み物も同様です。お腹を冷やさないようにすることがとても大事なのです。
3.お客様のエピソード
参考までに、以前ぎっくり腰と腰痛で悩んでいた方のエピソードをお伝えします。
その方はぎっくり腰が癖になっており、慢性腰痛で悩んでいました。
これを改善したくて来店されました。
体もガチガチでしたが、もみのきの整体を受けることによって腰痛はなくなっていきました。
ただ肉体労働のために全身疲労が出やすく定期的にメンテナンスしていました。
来店された最初の冬のことです。
北海道に出張で半年いくことになりました。
もみのきの整体を受ける前に、既に2年連続ぎっくり腰をしていたその方は
「なんとしても3年連続ぎっくり腰は防ぎたい。どうすれば良いですか?」
とアドバイスを求めてきました。
その時のアドバイスが「腹巻き&温かい飲み物」です。
半年経過し、出張も終わりその方がお店に来店されました。
「北海道出張時、腰の調子はいかがでした?」とお尋ねしたところ、
「無事ぎっくり腰にならずに済みました。腹巻きすごいですね。」と感心していました。
「北海道の冬でぎっくり腰にならなかったら、今のケアを続ければ茨城の冬は楽勝だと思いますよ。」
とお伝えしたのを覚えています。
4.慢性的な腰痛は整体に通うことによって改善するのか?
これは、しっかりしたお店に行けば改善する可能性は高いと言えます。
いい加減な店に行けば改善しない可能性が高いでしょう。
なぜ痛いのか?どうすれば良いのか?
明確に答えられ、それに対応する施術もしっかりしているところでしたら
改善する可能性が高いと言えます。
何でもそうですが、整体院もピンきりです。
質問者様が良い整体院を見つけられ悩みが解消することを願っております。
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