41歳女性 会社員の方からの質問です。
整形外科に通っています。
肩〜肩甲骨の間に痛みがあり、左右の腕を上げると片側が痛くて上がりません。
通院しては内服薬(錠剤と漢方)を処方され、リハビリに来ているかを確認されて先生が触診されます。
先生からは首が原因と言われています。
確かに首は左右に動かすとバキバキ音が鳴りますが、なぜ肩甲骨の間の痛みや肩の痛みの原因が首になるのかわかりません。
また、首を冷やさない様にと毎回言われます。
マフラーをしたり、寝るときも首が冷えない様にしているのですが良くなりません。
他にやってみたら良い事はあるでしょうか?
回答
ご質問ありがとうございます。
・肩から肩甲骨の間に痛みがあり、左右の腕を挙げると片側が痛くて上がらない。
・整形外科の先生からは「首が原因」と言われている。
・内服薬とリハビリ、医師の触診、首を冷やさないようにしている
が改善しないとのこと。
様々な見解があるでしょうが、当店の見解を以下に記載します。
➡ 1.「なぜ肩甲骨の間の痛みや肩の痛みの原因が首になるのか」について
現状症状の改善がないので、そもそも
「この見立て自体が間違っている可能性」
も考えられますが、前提として、
仮に痛みの原因が首にあるという見立てが
「正しい」とします。
その場合、
「なぜ肩甲骨の間の痛みや肩の痛みの原因が首になるのか」
についての回答は、
端的に言うと、
「頭や首にある筋肉が肩や肩甲骨の方までくっついていて影響を与えるから」
です。
人間の体は筋膜という全身タイツで覆われています。
特定の場所が引っ張られると必ず他の場所も影響を受けます。
人間の体は一つの連続体です。
互いに影響を受け合う構造になっています。
解剖学的にいうと肩から肩甲骨には様々な筋肉が何層にもなっています。
一番表面には僧帽筋という筋肉がついています。
僧帽筋は✓下行部、✓横行部、✓上行部の3つに分かれており、
下降部は後頭骨からスタートし鎖骨にくっついています。
横行部は上部胸椎という胸の裏側の背骨からスタートし肩峰という肩先にくっつきます。
上行部は腰椎という背骨の中で腰の部分の骨からスタートし、肩甲棘という肩甲骨の出っ張りにくっつきます。
僧帽筋の下には小菱形筋、大菱形筋、その下には上後鋸筋
更には頭板状筋や頚板状筋、頭半棘筋などなど・・・
要するに
「頭部にある筋肉が首や背中、肩の方にもくっついている」
のです。
このため、
「肩甲骨の間や肩の痛みが首に原因がある」
ということは考えられます。
しかし、そもそも「痛みの原因が首にある」という見解自体が間違っているかもしれません。
なぜなら、痛みの原因が首にあり、治療をしているのであれば改善の兆しがあるはずだからです。
内服薬とリハビリ、医師の触診で改善しないのであれば、原因は他のところにあるかもしれません。
➡ 2.他に何をやればよいのか?
まずは医師に現状を報告しましょう。
「改善しないのですが、他に何か良い方法はありませんか?」と。
そして、代替案を提示されればそれをやってみる。
代替案を出してもらえなかったり、改善する気配を感じられないのであれば
一度他の手段を試してみるのも良いかもしれません。
症状的に「痛みで腕があがらないレベル」ですので、youtubeなどでセルフケアを試して見るよりも
一度プロに見てもらうほうが解決が早いかもしれません。
<店選びのコツ>としては
✅周囲の人にどこかおすすめは無いか聞いてみる
✅HPなどを確認してお店の考え方や雰囲気に賛同できるかみてみる
✅実際に電話やメールで問い合わせてみる
という方法が考えられます。
この時に
「自分の感覚にあってるかも。」
というお店を選んでみると良いでしょう。
当店は整体院ですのでおすすめは整体となります。
実際、マッサージや病院で改善しないというお客様が多数お越しになり
皆様笑顔を取り戻しております。
どの業界もそうですがピンキリですので、良いお店が見つかるとよいですね。
質問者様が快方に向かうことを願っております。
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